生物多様性
大切な生物多様性
オーガニックなブドウ畑
ワインは自然の産物であり、だからこそディディエ・ル・カルヴェス氏と妻のオリヴィアは、2009年のブドウ園開始以来、常に自然と環境を守ることを最重要視しています。その結果として、ブドウ畑は開園当初から「減薬農法(agriculture raisonnée)」を採用しています。近年は、有名ワインコンサルタント ミシェル・ロランのチームにいたジュリアン・ヴィオーのアドバイスに従ってワイン造りを進め、そんなチームの努力の甲斐あって、シャトー・クラリスは2019年にオーガニックワイン認証を取得しています。ブドウ畑では日常的に「ブドウ樹の苗木植え」を行っています。古いブドウ樹を若いブドウと入れ替え、2025年までに区画の半分は若木に入れ替わる予定です。現在はビオディナミに向けてのコンバージョンを開始。ボルドーの数々のグランクリュを救ってきたビオディナミコンサルタント、ジャック・ フールの指導を受けています。
守られた環境
ブドウ畑で進められているアグロフォレストリー(森林農法)
私たちのブドウ園では、フランス森林公社の協力のもと完全に整備された
3.5 ヘクタールの森に加え、新たに植えられた多くの生け垣が、環境に様々な利益をもたらしてくれます。春には日陰を作り、新鮮な空気を運んでくれるほか、鳥や昆虫たちが集まり、土に養分を与えてくれます。ブドウ樹の養分や水分は土から与えられますが、その土の中でも、これらの生け垣のおかげで様々な菌類が育っています。これらの菌類は、温暖化問題が叫ばれる現代において、水道ポンプのような大切な役割も果たしてくれているのです。
生物多様性
守られたエコシステム
菜園を作り、季節ごとの果物や野菜(ストロベリー、ミント、茄子、トマト、メロンなど)を収穫しています。森にはミツバチの巣箱も設置しています。花や動物たちが守られ、エコシステム全体の完全な保持に繋がるこれらの要素は、私たちにとって極めて重要なのです。